『ねこは すっぽり』

こぐま社さんより新刊絵本『ねこは すっぽり』が発売中です。

文章は、石津ちひろさん。

ユーモラスでリズミカルなオノマトペで、

猫の、のびやかな動きや仕草を表現してくださりました。

これまで何度もご一緒させていただき、愛猫さんのお話もよく伺っていて、

「いつか猫の絵本でも…」と密かに願っていたので、とても嬉しいです。

と言いつつ、猫の絵本ではありますが、

始まりは編集者さんが私の描いた猫の絵を見ておっしゃった言葉。

「うちの子もこんな動きします〜」

「目覚めてのびをするとき、こうして手を開いて指先までぴーんとするんですよねぇ」

そんなふうに顔をほころばせていらしたのです。

なので、この絵本の「ねこ」は猫と見せかけて人間の子ども…?

なーんて。解釈はお任せします。

 

色も特色でピカーッと眩しいくらいに綺麗ですよ。

初めて色数分、版を分けて全て黒一色で描きました。

そのあたりも、とても貴重な経験でした。

そして!名久井直子さんが、とっっても素敵にデザインしてくださりました!

見返しの猫たちのレイアウトにウットリします。

 

 

 

 

石津さんと初めてお会いしたのは絵本作家デビューしたばかりの頃。

お仕事でご一緒するのは今回が3回目です。

モロッコへ行く前には、

海外で暮らしたご経験がおありの石津さんに、相談にのっていただいたり。

 

15年程前、大人になって初めて自分で購入した絵本も、

翻訳されたのは、なんと石津ちひろさんだったのです!

その頃の、上京前の私には想像もつきませんでした。

ほんとうに幸せなことです。

 

✴︎ただいま、こぐま社さんのサイトで、石津ちひろさんと私のサインが入ったWサイン本が数量限定で発売中です→→→こぐま社さん『ねこはすっぽり』サイン本ページ

 

✴︎来年2月〜3月には青山ブックセンター本店さんにて原画展を開催いただくことになりました!また改めてお知らせいたします。